調査の結果、とりあえず電源の平滑回路の電解コンデンサを今のものと交換することにしました。
着荷の時点で、通電するとガリガリガリガリと華々しいガリ音を立てていましたが、徐々に落ち着いてきましたので、平滑回路の電解コンデンサが通電で復活してきているようです。
ただ、ボリュームを上げていくとパイロットランプが瞬きます。電圧が不安定のようです。電解コンデンサがやはり劣化していると判断。
交換することにしました。この部分は、ブロック電解コンデンサという奴で、ひとつの円筒の中に複数のコンデンサが仕込まれているもので、今は同じものを入手するのは大変ですので、普通の電解コンデンサを使い、外観を維持するためにオリジナルのブロック電解コンは、そのまま残すことにしました。

20091213 買出しの部品
日曜日にアキバまで行きました。電気街としての伝統的アキバですよ。アニメやメイドさんとは関係のない昔ながらのアキバです。
右から100μF 250V電解コンデンサ、47μF 250V電解コンデンサ・・・・・・なんと超一流メーカ、
日本ケミコンニチコンの製品です。本当は400Vぐらい耐圧があったほうが安心ですが、高いので250V耐圧ということで電源平滑コンデンサとしてはギリギリの選択。
真ん中のガラス管は真空管みたいですね。
そうです真空管です。通電しながらシャーシをひっくり返しとっくり返ししているうちに突然ヒータが全滅してしまいました。トランスレスラジオは、ヒータを直列接続していますから、一本こけるとみなコケる・・・・・・調べて言ったら検波・低周波増幅管12AV6の足が一本、ポッキリと折れていました。折れていたのは狙ったかのようにヒータの足。
真空管も未だ売っています。伝統的アキバでは。新品と呼ばれるデッドストックだったり中古だったり色々です。
回路に使われているオイルコンデンサは、メタライズド・フィルム・コンデンサに交換しました。
高周波部分の数10pF~数100pFのコンデンサは、とりあえずそのままです。

ケースの上のバリコンは、ループアンテナの同調用です。
シャシをケースに戻したら、異常なハム音(ブーンという音)がなるようになってしまったのですが、終段の電力増幅管のあたりをあちこち弄っていたら止まりました。
中間周波数トランスのまわりと、局部発振周りの半固定コンデンサを適当に調整。感度も復活。短波帯も受信できるようになりました。
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- 2009/12/14(月) 23:58:00|
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オークションで
落ちちゃった5球スーパーを調査中です。
通電すれば、一応、ラジオとして動作はしているものの、短波帯の感度はないようですし、コンデンサを中心に部品交換をしてみようかと思っています。

シャーシを取り出しました。部品の形が今と違います。そして、大きいです。

昭和30年代後半の製品ではないかと思うのですが・・・・・・40年前後のホコリが積もっています。
とりあえず掃除機で吸い取りました。ウエットティッシュで隅々まで拭きとると良いそうです。

真空管を外して、キレイにしました。
台所用洗剤を使って歯ブラシで軽くこすってから水で流す・・・密閉されたガラス管ですからね。問題ありませんよ。ちゃんと乾かせば。
5本です。だから5球です。真空管のことを、球と言ったことから5球です。その後に登場したトランジスタは、個体でしたので石といわれました。6石スーパーなどと言われてます。

筐体の内側にあった回路図です。クリックすると大きな図が開きます。
一般のコンデンサは、フィルムコンデンサで代用。
電源の平滑用のコンデンサは、電解コンデンサですがブロックタイプは面倒なので普通の電解コンデンサにしようかと思います。
発振回路のコンデンサは、マイカコンデンサあたりで・・・・・・
定数を調べておいて、そのうち買出しにいきましょう。
- 2009/12/10(木) 21:07:19|
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