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晩冬の嵐


20060226 お雛様は何を想う
EOS20D
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR DI(A09)
ISO800
絞り優先AE F2.8(1/60秒)
 RAW現像 DPP2.0
  ホワイトバランス・オート
  ピクチャースタイル「ポートレート」
  レベル補正微量
 画素数3504×2336⇒1728×1152 Jpeg変換

 480×320の縮小画像では、何となく細かい描写が失われてしまったようなので、予定外だが、1728×1152のJpeg画像をつけることにした。
あまり好きではないがISO800まで上げた。夕暮れを過ぎた室内の30W×2本の昼光色蛍光灯のみを光源として手持ち撮影をしたかったからだ。撮影時のホワイトバランス設定は蛍光灯。顔色が灰色に偏ったのでRAWでWB見直し。オートが一番すっきり。
 Tamron SP AF28-75mm F/2.8の実力が遺憾なく発揮されている作例だと思う。髪飾りの緑の紐や生え際の描写を見たとき、「おっ」と思う質感描写。欲を言えば、もう1段か2段絞り込んで、右目にも焦点の合った絵にできれば良かった。
 このレンズ、噂に違わぬ素晴らしさかも知れない。室内撮りしかしていないようなものだが、フィールドで使うのが楽しみになってきた。

 昨日は、日がな一日パソコンの前でRAW現像を中心に、画像処理の勉強(実習)をしていたので、今日は少し歩こうと思った。
 AE-1に、Neopan Across100を詰めFD50mm F1.8を装着。デイパックに入れて元気よく図書館まで歩いて行こう、、、と外へ出たらポツリポツリと雨が降り始めた。
 急遽、クルマに切り替えて図書館に着いた頃には暴風雨。ますます酷くなりながら今の時間も続いている。2月も末とはいえ雨というのは珍しい。

 アサヒカメラの最新号が雑誌架にあったので、閲覧室のソファでじっくりと読む。本屋での立ち読みよりは内容が頭に残る。コニカミノルタの写真フィルム・カメラ事業の撤退、ニコンのフィルムカメラとMFレンズの大幅整理という発表があってから急に各誌は中古カメラ特集が目立つ。
 何冊か写真関係の本をかり出してくる。色彩学の本も一冊。これだけ頻繁に色補正を考える必要があると、RGB/CYM、色空間、色環・・ピンと来ないと非効率。

 オークションで入札していたマニュアルフォーカスのタムロンSP90mm F2.5マクロは、終了数時間前に一気に値段が跳ね上がった。残念ながら予算との関係で見送り。
 マクロ撮影時は、ほとんど最後はマニュアル焦点合わせするのだから、最初からマニュアルでも問題ない。EOSがマウントアダプターで対応できるマウントのアダプトール2が付いていれば良い。マウントアダプターでEOSに装着しようとしたら、FDマウント用はなるべく避けて行かなければならないのは皮肉なものだ。

 暴風雨警報が出ている。明日の朝までには、治まっていてくれれば良いが。
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  1. 2006/02/26(日) 23:59:59|
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EOS20D vs EOS630ガチンコ対決2

EOS20D vs EOS630ガチンコ対決などと、デジタル一眼レフから写真を始めたような人や、生まれた頃からAF一眼があった世代の人にはホトンド骨董品みたいなフィルムカメラと比べて何になる?というような記事ではあるが、、、
最近、やっとデジタルに触り始めたオヤジの拘りだろうか。

最初の比較画像は、EOS20Dの吐き出したJpeg画像を使った。
改めてRAW現像したもので比較してみることにした。
今回は、写真をクリックしていただくと1728×1152ぐらいのサイズのJpeg像が別ウインドウで開きます。

まずはEOS630から。


EOS630
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
マニュアル露出 シャッター速度1/350 絞り2.8
Fuji Torebi100C
スキャナ Canoscan 5200F 2400dpi/tiff/フリーサイズ
DPP2.0にて明るさ・コントラスト・シャープネスのみ補正
 色調調整なし。(補正レシピ消失)

そしてEOS20D RAW現像


EOS20D
Tamron SP 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE f=5.6(1/13秒) 部分測光
ISO100
RAW現像 DPP2.0
明るさ0.0 ホワイトバランス 太陽光
ピクチャースタイル 風景
色合い0 色の濃さ1 シャープネス3

EOS20Dが現像パラメータ1で吐き出したJpeg像


EOS20D
Tamron SP 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE f=5.6(1/13秒) 部分測光
ISO100 AWB
現像パラメータ1

くどくどと、書き連ねるまでもなく一目瞭然だ。
EOS20Dの撮影時のホワイトバランス設定は、オート。半分お約束の様なもの。
DPP2.0で、ホワイトバランスを撮影時設定から太陽光にしただけで、問題はホボ解消され、ピクチャースタイル風景適用で、ちょっと彩度が上がり、、あとは好みの問題だろう。
 撮影時の光源は、西側の窓、白レースカーテンごしの自然光。天気明るい曇り。色温度が若干高かったか。4m離れた隣家の壁が明るい薄赤茶色(色の表現は難しい)。その反射の影響も受けているのか???

 ピクチャースタイル風景で、色合いとシャープネスをちょっといじると簡単にベルビア風の絵になる。いっそのこと、ピクチャースタイルに、「ベルビア風」とか「コダクローム風」とかという設定を作ってくれたら解りやすいのに、、、
サードパーティの有力RAW現像ソフト、Silkypixには似たような設定があるが、商標とかの権利の問題もあり、そのものズバリの名前はつけられないのだとか。

 そう言えば、キヤノンがEOS20Dの後継機という位置づけでEOS30Dを発表した。30Dと言うよりも、20DNか、20D-Mark?という感じではないかな。幸いなことに、ありゃりゃ、、もう少し待てば良かったというのは、発表された仕様面では、、、ない。初期不良が落ち着くまでは手を出さないから、冷静に考えれば一緒か。。
それはさておき、ピクチャースタイルが本体にも搭載されるという。ファームウエアのバージョンアップで、20Dにも載らないかなぁ。それだけかな。

 キヤノン提供のソフトでは、ZoomBrowser EXでUSB接続した20Dの画像ファイルを直接さわれるようにならないものか。
  1. 2006/02/25(土) 11:33:27|
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梅の便り

鎌倉近郊に住む古い友人から、荏柄天神の梅が満開だとメールをもらった。こちらは未だ未だ雪と氷の中。梅が満開となるのはゴールデンウィークより少し後、桜と競い合うように咲く。

 最新式だったEOS630を買った頃、横浜に住んでいた。子供も未だ生まれておらず二人暮らしの気楽さ。鎌倉にも何度かカメラを持って出かけた。
 そのころの写真を引っぱり出してみた。


1990/01/28 鎌倉 瑞泉寺
Canon EOS630
Canon EF35-70mm F3.5-4.5/UVフィルタ
Kodachrome 64(KR)
プログラムAE
 冬のボーナスでEOS630とEF35-70mmを購入、オートフォーカスでプログラムAE。電気仕掛けの最新式カメラを操作することが嬉しかったころである。
構図も、絞りとシャッター速度を決定する意図も、何も頭にない。撮したいものが大体真ん中で、ズームレンズで安直にファインダー内での大きさを決めて、ピピっと言ったらさらにシャッターボタンを押し込んでパシャ、ぐいぃ~ん。
その前の年に、AE-1用に28-70mmズームを買うまでは50mmレンズ1本で自らが動いていたものを、カメラを構えた場所から一歩も動かなくなったころの一コマ。
 今なら本来水平である屋根が傾かないように、構図を考えるかなぁ。全体的に不安定に感じるのは、そのせいだと思う。


1990/01/28 鎌倉 荏柄天神
Canon AE-1
Sigma Zoom-ε 28-70mm F3.5-4.5
Kodachorme 64(KR)
シャッター優先AE シャッター速度不明
 AE-1にもリバーサル(しかもKR)を入れて撮影していたのだなぁと改めて思う。しかも、こっちの方が好みの露出だという事実、、、、
大学後半から少しカメラとも離れていて、この年の夏だったかその前の年だったか、久しぶりにAE-1を引っ張り出したら、ファインダー内側半分にカビが生えていた衝撃の事件。嫁の持参したオートボーイ3ばかりを使っていたので、AE-1がへそを曲げたのか?
 それはともかく、カビ清掃を兼ね思い切ってオーバーホールをして直ぐのころだ。
  1. 2006/02/25(土) 00:54:12|
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回り込み解除の呪文

結論:gooブログのブラウザ編集画面 TEXTエディターで
?サムネイルなど画像にテキストを回り込ませるには、
<img・・表示に必要なそのほかの属性・・align="★">
★は、left,center,rightのいずれか
?回り込み解除には、<** br clear="all">は使えない
?回り込み解除のため、< br style="clear:both >が使える

*********

html言語は、全く初心者である。
要するに自分の表現したいことを、htmlタグという一種の関数を用いて記述するということだと理解している。ソフトウエア言語の一種であると思うのだが、実は、私ははロジック系の回路(マイコン制御とかDSPとか)とソフトウエア設計は、全く苦手なのだ。
ソフトウエア設計者の頭の中を一度覗いて見たいと思っている。どういう構造になってるのか、、、。
昔むかし、開発チームのソフト屋さんに「あんたらの思考回路は良く解らん」と冗談を言ったことがある。
「高周波の流れが一目でわかる理にかなった美しいマイクロストリップラインのパターンだ」だの、
「こんなパターンじゃあ、高周波がかわいそうだ」だの、
「電磁界の気持ちになれば、ここのスタブで共振したくなるはずだ」だの、
そんなことを言うRF屋の頭の方が良く解らん』と切り替えされことがある。

それはさておき、

ずっと、画像に文字を回り込ませたあと、切りの良いところで回り込みを解除できないでいた。
<img width="幅" border="リンク先がある時の枠線の幅" align="left又はcenter又はright">

これで、alignの引数をaling="left"と記述すればテキストは画像の左に回り込む。

私は、写真のサムネイルを表示して、その隣りに撮影データを書き、その写真に関する繰り言・独り言・世迷い言をサムネイルの下から改めて書き始めるスタイルにしたいと思っていた。
複数のサムネイルを縦に並べて、その横に撮影データを書き込んで行きたいと思っていた。

html入門書をひもとくと、回り込みを解除するには解除したいところで<br clear="all">と記述すれば良いとなっていた。
さっそくやってみた。
プレビュー画面を見ると、見事に回り込みが解除されて望むとおりの配置に、、、
しめしめ簡単だったなと思い記事投稿、確認のためブラウザでそのページを開くとプレビューで回り込み解除されて画像の下に追いやったはずのテキストが、画像の横にまとわりついている。
編集に戻り、確認すると挿入した<br clear="all">が消えている。
何度やり直しても消える。
gooブログの基本的使い方なるページの利用可能htmlタグを改めて確認すると、brタグには使える属性が何もないことになっている。そしてgooブログでは「htmlタグらしいけど理解できない」ものは自動的に削除する機能が仕込まれているようだ。タグの綴りの打ち間違い(しょっちゅうだが、、)の時には再編集の時に消えている。

折に触れ、googleなどで検索したりしてみたが「やっぱり、gooではbr clera="**"が使えない」と思い、回り込み解除の代わりに、改行を連発して同じようにしていた。何とも原始的な方法。
これをやると、プレビュー画面では上手く繋がっているはずなの実際にブラウザで表示されるページではズレが出て余計なスペースが入っていたりして、編集と実際のページ表示を行ったり来たり。

今日、偶然に回り込み解除に
<br style="clear:both">なる呪文が使えることが解った。
試してみたら、なるほどその通り。
改めて確認したけど、公式サポートページの使えるhtmlタグには、回り込み解除の情報はなかった。

過去の投稿を全部直すのは面倒なので、今週のものだけ順次直しておこう。
  1. 2006/02/24(金) 13:42:38|
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充電中


20060218  
Canon EOS20D
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di(A09)
絞り優先AE f=4.5 (1/100)
AWB ISO100

写真と本文は関係ありません。

*何日か、沢山書いたから、ちょっとお休みしよう。
  1. 2006/02/23(木) 22:40:58|
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EOS20D vs EOS630 ガチンコ対決

某カメラ雑誌風のタイトルにしてみた。

ほぼ同じ条件で撮影したフィルムとデジタル写真を比べてみる。
掲載した写真を比較して、どちらが好きかと言われれば、現時点ではEOS630で撮ったリバーサルの色が好き。

ただし、EOS20Dのデジタル写真は、ホワイトバランスをオートとしてカメラで処理したJpeg像を、画像レタッチ等は一切行わず、サイズ調整のみで掲載している。適切な画像処理で、リバーサル以上の良い色に仕上がる可能性がある。RAWデータも残っているので、腕が上がればさらに良い絵になるのだろう。
一方、リバーサルの方は、2005年5月に5200Fを購入以来、試行錯誤した結果、ディスプレー上での色合いについては、取り込みっぱなしでほぼ許容範囲、レベル補正とシャープネスを若干いじれば良いかという勘どころが掴めている気がする。


Canon EOS630
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先 AE f=5.6
Fuji Torebi100C

Canoscan5200F 2400dpi/tiff
75dpi/Jpeg 1728×1152画素 変換

クリックで大きい画像が開く
EOS20Dのjpegでは潰れている川面の微妙な濃淡がフィルムでは捉えられているのがわかる。原版を見ると雪面の陰影も解るが、スキャンした時点でディテールが失われた感じがする。





EOS20D
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先 AE f=5.6 1/400秒(ISO=100)
ホワイトバランス 太陽光
RAW現像 DPP2.0
(ピクチャースタイル風景、トーンカーブ微調整)

クリックで大きい画像が開く

この差をどう見るか、好みの分かれるところだろう。EOS630でフィルムをTOREBI100Cとした方が、撮影時の色合いに近い感じがする。ただ、デジタルは上下半段~1段ぐらいラチュードが狭いという前提で、明暗差のある被写体に望む必要があるのは間違いないと思う。順光で光の状態の良い場合には、文句のない絵ができることは解っている。
デジタルカメラEOS20Dの方は、RAW現像をDPP2.0で行っているが、デジタル処理を本格的に始めて3ヶ月。DPPも含め数種類のソフトを試行錯誤しながら使っている。デジタル処理の腕が未熟という面も否定できない。
それなりに仕上げたいと思ったら、デジタルは撮影後に時間がずいぶんとかかる。フィルムで言えば、撮影後にフィルム現像して、ライトテーブルとルーペで駒チェック(または、コンタクトの作成)、印画紙に試し焼き、色調調整焼き直し、引き伸ばし、、、暗室作業をひたすら続けているみたい。しかも、自分の定番とする印画紙も、現像液も、液温管理も、引き伸ばし器も引き伸ばしレンズも・・・何種類かあって微妙に使い方が違っていて、取っ替えひっかえ試行錯誤している状態だ。


日曜日の花撮影で、同じような構図のものを並べてみる。


EOS630
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
マニュアル露出 シャッター速度1/350 絞り2.8
Fuji Torebi100C
(スキャナ・変換条件は上に同じ)
DPP2.0にて明るさ・コントラスト・シャープネスのみ補正
色調調整なし。DPP2.0ではtiffとjpegは調整ができるのでやってみた。
正直、原版は0.5段か1段露出アンダーだった。


EOS20D
Tamron SP 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE f=5.6(1/13秒) 部分測光
ISO100
現像パラメータ1


EOS630
Sigma 70-300mm F4-5.6 DG APO Macro / Close Up No.3併用
絞り優先AE f=16 評価測光
Fuji Torebi100C
(スキャナ・変換条件は上に同じ)
DPP2.0にて明るさ・コントラスト・シャープネスのみ補正
色調調整なし。



EOS20D
Sigma 70-300mm f4-5.6 DG APO Macro / クローズアップレンズNo.3併用
絞り優先AE f=32(8秒) 部分測光
ISO100
現像パラメータ1
  1. 2006/02/22(水) 23:59:20|
  2. 写真生活
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カメラと電池 雑感


2006/02/18
EOS20D
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE F=8 (1/60秒)
ISO400 AWB
Jpeg-S(Fine)現像パラメータ1

写真と本文は関係ありません。

リバーサルのフィルムスキャンをサブPCにさせながら、思いつくまま、ダラダラと記憶を頼りに書き綴る。細かいところに突っ込みどころがあるかもしれないが、優しく教えてくださいね。

********

ここ数日、寒気が緩んでいる。
私の住んでる地域では2月に入ってからは本格的な降雪はほとんどない。

今朝は、朝から快晴。日の光が力強くなってきた。確実に季節は巡る。
非常に良い斜光線が、白樺の幹を照らす。鉄道線路沿いの防雪林、原野、田畑・・ちょっとした切り取りかたで「ほっかいどう」の冬景色になると思いながら、そこにたどり着く道なき道を考える。

今は、通勤で歩く距離が長いのでデイパックを背負っているが、常時カメラ携行ではない。以前はFinePix1700Zが入っていたが、2本目のバッテリー劣化が著しく交換するまでは持ち歩きには適さない。

バッテリーといえば、カメラの電子化が始まって以来、電池が切れると写真が撮れないことになってしまった。
連写を可能にするためのモータードライブ、露出計を動かし、正確な速度制御を行うために電子制御シャッター、絞りも制御、日付焼き込み、撮影条件を記憶、、、おっとAFを忘れていた。
電子化されて賢くなっていくたびに、電池は大きくなっていく。

60年安保闘争の後、子供には良くわからなかった東大安田講堂攻防戦の時代
セレン光電池を使った自動露出機構(EE)では、電池は要らなかった。
オリンパス・ペンには電池が要らない。
セレン光電池が劣化していると露出はずれるけど、大体このへんで、見られる写真になんとかなるでしょという割り切りが入った傑作だと思う。
露出計が内蔵された1眼レフでも、露出計を使わなければ電池は要らない。

シャッターが電子制御になった頃、電池切れになるとカメラはウンともスンとも言わなくなった。
電池が切れても1/125秒だけはメカニカル・シャッターが切れるという機構を売り物にしたカメラもあった。

札幌オリンピックの頃、長兄の修学旅行を契機に
リコーフレックスに変わってミノルタ・ハイマチックEが我が家にやってきた。今は何処にあるのだろう。長兄のところだろうか。
HD水銀電池1個か2個で動いていたと思う。
いつ電池を入れたのか誰も気にしないほど電池は長持ちしていた。
このころのカメラは、何かあったときに数枚撮影して、フィルムが入ったままタンスに仕舞われていた。たまたま、フィルムを最後まで撮りきったところで写真屋にフィルムを持って行く。できあがった写真は、タイムスリップの世界・・・
こういう使われ方が、我が家では普通だった。
それで、親戚の結婚式など滅多にない大イベントに持ち出されたハイマチックEは、突然電池切れでストライキを起こす。
水銀電池の起電力は1セルあたり1.3V。内部での電流消費を想定しても並列は考えにくいので2個直列で2.6V。年代的に、マイコンは未だ使える時代ではないが、ハイマチックEはプログラムEEではなかったかな。
ちなみに水銀電池は、環境問題から製造が中止されて暫く経つ。
代替品として同一サイズのアルカリ電池があるようだが、アルカリ電池の電圧は1.5V。厳密にはこの分で露出計が狂う可能性がある。シリコンショットキーダイオードの順方向電圧降下が、0.2Vぐらいだから、回路的には簡単にアダプターが作れそうな予感がする。
(全く思いつくまま書き連ねているので、機会があれば後で調べてみます)
今なら、受光光量をA/D変換してマイコンに渡し、他のパラメータを参照しながらマイコンがプログラムによって最適シャッターと絞りを決めるなんて言うのが一番やりやすい。
当時のデバイスと許されるコストで、どのような回路を作って、メカとのリンクをどうしているのかという問題は、電子工学系出身としては興味深い。

ロッキード事件、ダッカ空港ハイジャック事件などで世の中が大騒ぎしていたころ、連写一眼キヤノンAE-1がデビューした。
連写一眼・・・今ならJAROに訴えてやる。
別売りのモータドライブを大枚はたいて買って取り付けない限り連写はできない。
少年たちは、1本しかない50ミリレンズをつけ、ノーファインダーで手動巻き上げレバーとシャッターボタンを駆使して、36枚撮りフィルム1本を何秒で撮りきれるかという競争に血道を上げた。毎度、新品を使っていては小遣いがもたないので、競技専用のフィルムを用意して何度も使うようになった。
巻き戻しクランクの微妙な感触の変化で、巻き取りスプールからフィルムの先端が外れたことを察知してパトローネにベロを巻き込まないという技にも習熟していった。これは後で、モノクロフィルム現像を始めた頃、役に立った。

 ああ、電池の話だった。

AE-1の電池は4SR44。6V。なんのことはないSR44酸化銀電池1.55Vを4個直列にして見栄えの良い金属筒で包んである構造である。
それでも、電池残量はあまり意識していた記憶はない。
ファインダーを覗きながら、バッテリーチェックボタンを押す。絞り表示の針が印より下側に下がっていれば、残量良し。
恐らく電池の電圧を表示しているのだろう。酸化銀電池は、放電量に対して電圧は安定していて、最後の方で急に下がっていくはず。やっぱり突然の電池切れの可能性はあった。
 そして記憶では、付属のストラップに小さな電池ケースがついていた。
この中に予備の電池を入れておきなさいと言う観音様の御心である。
AE-1は、そうでもなかったが、大飯ぐらいで評判だったA-1ではずいぶんと御利益があったのではないだろうか。
 この頃から、街中や観光地の至る所で写真フィルムが手に入るようになり、一般的なカメラ用電池も置かれるようになっていたと思う。コンビニなんてものはなかった。
いまもAE-1用の酸化銀電池4SR44は、高い。
アルカリ電池LR44を4個重ねて同じ外観に仕上げた4LR44が半値程度で買える。
今は800円ぐらいだっただろうか。
百円ショップでLR44の2個入りを2つ、合計4個を買ってきて縦積みしてセロテープなどで巻いて固めるという手も使える。
ただし、4SR44は内部にスペーサーが入っているらしく、安直に4個積みすると高さが若干不足する。
AE-1の電池室の電極の片方はバネじかけで大きく引っ込むので、それを利用して金属板を隙間に挟むという裏技がある。
わたしは、小さく折りたたんだアルミホイルを使う。。。税込み210円で動くカメラになるけど、もしやるなら自己責任でということと、保管時には必ず抜いておくことを薦める。

 そうしているうちに、ピッカリコニカなどというそのものズバリのネーミングで、コンパクトカメラはストロボ内蔵、自動露出、自動焦点、手動巻き上げ、単三電池2本がお約束となっていた。

 世の中がバブル景気で、右肩上がりの地価と株価の上昇に目を奪われていた頃、
一眼レフは、ついに自動焦点合わせという魔法を手にした。
このころ、新婚だった我が家にやってきたEOS630に使われている電池は、リチウム電池2CR5である。
端子電圧6Vである。
内部ロジックが5Vなのであろう。
このころから、1度に36枚撮り5本6本と消費するようになり、常に予備バッテリーが気になるようになってきた。
でも、カメラ屋か電気屋を見つければ簡単に入手が可能だった。
そう言えば、嫁が嫁入り道具として持参したキヤノン オートボーイ3も2CR5であった。
リチウム電池は、容積の割に電流を稼げるという特性から、瞬発力の必要な機器にあっという間に採用されていった。
セルを2本束ねたもの以外に、CR123Aとかの単独セルもあるがこれはコンパクトによく使われているのを見る。

 このころ、プロが使う機材は、バッテリー切れで撮影ができないことは許されないという理由で、汎用の電池サイズ、単三型電池6本で動作させることに拘りをもつ機種があり、さらには大きなニッカド充電池を腰から下げ、カメラ本体にコードで繋ぐという形式も見かけるようになった。
 そして、世の中の大多数は子供の姿を記録するのに、ハンディビデオを争って購入する時代、さらにはノートパソコン、どちらも今までより桁違いの電力を消費する。
ニッカド充電池では、メモリー効果という現象があり、それを回避するリフレッシュに充電よりも時間がかかったりする。重い・大きい。

 それで、スタミナハンディカムには、リチウムイオン充電池が使われた。
ノートパソコンのバッテリーもリチウムイオン充電池に、また、急速に普及した携帯電話も初期のニッカドから当たり前のようにリチウムイオン充電池になっていった。
ニッケル水素も使われた。

 カメラも、デジタル一眼レフ、コンパクトデジタルとデジタル一辺倒。
写真を撮るという動作のほとんどを電気仕掛けで行い、データを内部のDSPで処理してメモリーカードへ記録する。
液晶バックライトをつけて画像を表示・・・・とことん電気を使う。
 当然、リチウムイオン電池である。

 ところが、リチウムイオン充電池の時代になってから、今までの電池にはなかった問題がある。
パソコンでも、カメラでも、携帯でも、メーカーごとははおろか、新製品が出るたびにバッテリーパックの形が違うのである。中のセルが共通であってもだ。これだと、いざというときに、全国津々浦々の小さな雑貨屋では手に入らない。長期に持ち出すには充電器も必須。商用電源確保も必須。
そしてさらに最悪なのは、リチウムイオン電池は寿命があるということである。充放電回数で数百回で劣化する。満充電の状態で保存すると劣化が早い。完全放電させると立ち直れない。
また、リチウムイオン電池は、厳密に充放電を管理制御しないと、発熱などの危険がある。
某国の粗悪なものだと、爆発するものまであるという。
 そういう扱いの難しい電池だから、自分の下で管理できるもの以外は、使って欲しくないという考え方で形状を変えるという設計思想もあるだろう。

 極論を吐けば、あるメーカが、デジタルカメラ市場から撤退。サプライ品の供給も打ち切り。リチウムイオン充電池は、寿命がくる。本体は元気いっぱいだが、電池がなくて動かせない。。。。特定の暗号入りICチップ内蔵のバッテリーでないと本体は稼働を拒否するようにプログラムされていて、サードパーティ品のではダメとなったら、あとは、防湿庫の飾りにするしかなくなる。
 その辺、上手い解決策はないのだろうか。電池室の電極からリード線を引っ張り出して、正規の電圧を与えれば理論上は電子回路は動作するはずである。
電池のID確認なんていう機能がなければ、、、だが、これでは機動性は著しく低下する。
 また電子部品は、時間と共に必ずといって良いほど故障、しかも突然故障する。
そして大概の場合、何か調子悪いなぁとか、今日は機嫌が悪いなあ、ここを軽くちょんちょんと叩いてからといった「なだめすかした」使い方ができないことがほとんどだ。
 さらにプラスチック部品も、時間と共に風化が進む。

今、写真が撮影できるカメラで、2050年にも写真が撮れる確率が高いのは、1960年代後半の機械制御式などということになりそうな予感。

次のバッテリーは、何だろう。大飯ぐらいの可搬電子機器の代表、パソコンと携帯を眺めていると、燃料電池になるのかな。水素ガスタンクを持ち歩くのも危険だから、メタノールとかエタノール燃料の燃料電池が良いかも知れない。これは携帯電話用に開発中らしい。
高度数のウォッカが使えれば、厳冬期の屋外での撮影の時、カメラと共に人間の燃料にもなって一石二鳥かもしれない。
  1. 2006/02/21(火) 23:07:05|
  2. 写真生活
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やばい!写真機熱だ!


2006/02/18
Canon EOS20D
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE f=4.5
ISO400 AWB
*写真と本文は関係ありません。

最近、カメラのキタムラが中古売買に力を入れている。
 それは知っていた。中古とジャンク品の動きをチェックするため定点観測と称して、勤務先近くの店には何も用事がなくても1~2週間に一度は立ち寄っている。

 元々、機会があればAE化・電子化が始まる前の、機械式制御の一眼レフ、特にフラグシップ機が欲しいと思っていた。

なぜ? 単純に欲しいからさ。

なぜ欲しいの?
 昔むかし、少年だったころの憧れだから。
 ただそれだけ。
 やれ電池が切れたときにサブ機が・・・なんて能書きは言わない。

どんなカメラ?
 昔むかし、カタログの隅から隅まで覚えてしまったのはオリンパスOM-1。
 その次に憧れたのは、ニコンF2フォトミック。
 買えたのは、価格破壊だったキヤノンAE-1。未だ現役。

そんなのより最新式の方が良く写るんでしょ?
 今のカメラがどんなに複雑なことをやっているように見えようが、シャッターを切る露出の瞬間は、たった一つのシャッター速度と絞りの組み合わせしかない。
 これは、フィルムが撮像素子に置き換わったデジタル1眼レフでも変わらない。

壊れてるんじゃないの?
 機械式制御のカメラは、職人技で修理ができる。
 機械ものは、正しいメンテナンスをしながら動かし続けると驚くほど長寿命。
 公園に雨ざらしになってるSLだって、修理されて走ってるでしょ。



 土曜日に、3ヶ月ぶりに、現像依頼に地元のキタムラへ行った。
中古コーナが大幅拡充。今までのスペースの5倍ぐらいになるだろうか。
 目の毒だ。
 ニコンF、F2、FTN・・・おおおおおおおおお、、、びっしり並んでる。
 計画中のレンズ1本分以下で買えますなぁ。現状渡し保証なしのFTNなら1万円以下。

やばい、、、、
 Carl ZeissがニコンFマウントとM42マウントでプラナー50mm F1.4と85mmを発売して揺れている私。
 フランジバックが短くて、レンズマウントアダプタの母艦として最適なEOSボディを持つ私。
 EOS-M42アダプタ使えば、昔のユニバーサル・マウントM42のレンズで遊べるのかと思っていた。
 EOS-ニコンFアダプターも存在する。
 ニコンF2ボディ+Carl Zeiss Planar 50mm / EOSアダプターでEOSでも遊べるのだな。

そんな事実に気がついてしまった。 悪魔の囁きだ。

で、、いま店頭に新品で並んでいるカメラで一番興味のあるのは何?

 ベッサ・フレックス・・・ど迫力のファインダー。魅惑のM42スクリューマウント。謎の東欧・ソ連レンズも使えます。



 でも、中古店でCanonのメカニカル機は、数が少ないな。F-1があってもベラボウに高かったり、FT-bはボロボロだったり、、AE-1は電子制御シャッターで圏外だし。
  1. 2006/02/20(月) 23:59:26|
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今週の花撮影練習

花の撮影 室内練習
クローズアップの非日常の世界。
Tamron 28-70mm F/2.8にもクローズアップレンズを噛ませてみたいという誘惑。
さて、貯金してTamron SP90mm F/2.8 Macroを、、、

EOS20DのJpeg像(サイズS Fine)を480×320にリサイズのみ。


EOS20D
Tamron SP 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE f=4.0(1/20秒) 部分測光
ISO100
現像パラメータ1
 思ったより黄色が鮮やかに出たというか、やや色バランスが崩れていると言うのか、、、。


EOS20D
Tamron SP 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先AE f=5.6(1/13秒) 部分測光
ISO100
現像パラメータ1


EOS20D
Sigma 70-300mm f4-5.6 DG APO Macro / クローズアップレンズNo.3併用
絞り優先AE f=32(露出補正-1EV 2.5秒)
ISO100
現像パラメータ1
クローズアップレンズ併用、150mmぐらいまではファインダーでもそんなに違和感なく焦点合わせが可能。これは300mmでマクロモード。収差が激しく、焦点合わせもほとんど山勘。ほんの数?後ろだったようだ。


EOS20D
Sigma 70-300mm f4-5.6 DG APO Macro
絞り優先AE f=5.6(1/5秒) 部分測光
ISO100
現像パラメータ1
 


EOS20D
Sigma 70-300mm f4-5.6 DG APO Macro / クローズアップレンズNo.3併用
絞り優先AE f=32(8秒) 部分測光
ISO100
現像パラメータ1
 被写界深度を稼ぐのにf32まで絞り、8秒という露光。案外なんとかなるものだ。

今日は数枚、EOS630でも撮影した。
撮影しながらヒストグラムで露光確認ができるデジタルの利点を痛感。
  1. 2006/02/19(日) 23:59:20|
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AE-1のテスト撮影

昔からそうだったのか、AE回路の劣化が起きているのか、AE-1の表示する絞り値がEOS630やEOS20Dとずれるのが気になっていた。測光方式での差があまりでないように白壁をほぼ同じ画角のレンズ、同じISO感度設定で測光した場合で、大体、1.0段から1.5段、場合によっては2段ほど絞りが開かれる傾向にある。
 昨夜、裏蓋のモルトスポンジの張り替えを行ったので、そのチェックも兼ねて実写確認をしてみた。
 ISO感度100のネガフィルムを装填し、同じ場所をカメラのISO設定を100と200で連続撮影する。本当は露出にシビアなリバーサルを入れる方が一目瞭然だが、AE-1はモノクロかカラーネガを入れてのスナップカメラになっているので、その用途で実用上支障があるかどうかに興味があった。

(写真クリックで、大きな絵が別ウインドウで開きます)


Canon AE-1
FD50mm F1.8 S.C
Fuji Superia100
シャッター優先AE 1/125秒
ISO100設定

スキャナ Canoscan5200F
2400dpi フリーサイズ tiff形式
Jpeg変換





Canon AE-1
FD50mm F1.8 S.C
Fuji Superia100
シャッター優先AE 1/125秒
ISO200設定


明るい曇天を下から見上げる半逆光条件。
無理に露出を補正しないISO100設定の方が見た目に近いかもしれない。
ちなみに、EOS20Dは同一条件で下の絵を吐き出した。



Canon EOS20D
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di
シャッター優先AE 1/125秒(評価測光)
ISO100設定
ホワイトバランス オート
Jpeg 現像パラメータ1



こういう条件でも、見た目ではあまり差異は見られない。
ただ、スキャナーでデジタル化した画像データのヒストグラムを見ると、明らかにISO100設定で撮影した方が、山がはるかに高い。
微妙な色合いの違いもある。



Canon AE-1
FD50mm F1.8 S.C
Fuji Superia100
シャッター優先AE 1/125秒
ISO100設定





Canon AE-1
FD50mm F1.8 S.C
Fuji Superia100
シャッター優先AE 1/125秒
ISO200設定



こういうシーンでは、カラーバランスの乱れが顕著。
レンガの色が薄く、アーチの石材が青みを帯びる。



Canon AE-1
FD50mm F1.8 S.C
Fuji Superia100
シャッター優先AE 1/125秒
ISO100設定





Canon AE-1
FD50mm F1.8 S.C
Fuji Superia100
シャッター優先AE 1/125秒
ISO200設定


ちなみに、EOS20Dは同一条件で下の絵を吐き出した。
レンガの色調は、ISO200設定で撮影したAE-1の絵が現物に近い。



Canon EOS20D
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di
シャッター優先AE 1/125秒(評価測光)
ISO100設定
ホワイトバランス オート
Jpeg 現像パラメータ1



 確かにAE-1の露出は、そのままでは露出オーバに振れている。
スキャナーでの取り込みでは、粒状感を消すのに設定の変更が必要だった。前から感じているが、露出オーバーのネガは、スキャンすると粒子が荒れた感じになるのと、色が緑~青に傾く傾向があるようだ。
恐らく、プリント店でプリントを依頼したら殆ど見分けのつかないほどのプリントになるだろう。

結論:
?モルト張り替えで、光線漏れは止まったようだ。
?露出は、やはりオーバ側に振れている。
?カメラは、内蔵露出計の指示値通りに絞りを制御しているようだ。
?ISO感度を、絞りで1~1.5段分上げ設定する方が良さそう。

あと数年で30年を経過しようとするAE-1。
まだ多少は写真機として写真が撮れる寿命が残っているようだ。

追記:2006/02/20
AE-1の写真は、ネガからフラットベッド スキャナCanon Canoscan5200Fを用いて2400dpi フリーサイズで取り込んだ。
通常はtif形式で取り込み、Photoshop Elements等でJpeg変換を行うが、今回は5200FのドライバーでJpeg変換して取り込んだ。ドライバーでの圧縮率が不明であるが、結構、高圧縮率のようである。拡大画像でみると画像劣化が見られる。デジタル化処理によるもので、レンズはもっとシャープな描写をしている。
(この辺が、デジタル化のメンドクササなんだなぁ)

追記2:2006/02/20
AE-1の写真。サムネールのリンク先の写真は、2400dpi tiff形式で取り込みPhotoshop Elementで75dpiでJpeg化(gooブログが受け付ける1MBに近い低圧縮率)に変更した。
  1. 2006/02/18(土) 23:37:19|
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大人の眼・大人の姿勢

大人の眼:回りの同年齢、同世代の人よりも少しだけ早く「遠くはよく見えるが、近くに焦点が合わなくなる加齢現象」を老眼、老視と言いたくない自分の言い換え。

 遠距離視力は、ここ何年も変わっていない。たまに乱視の度合いが変わったりするけれども。近距離視力が、遠ざかっていく。ある日、自分の筆記の癖である前屈みの姿勢で、自分の書いている文字とペン先がぼやけていることに気がつく。突然気がついた。チョット姿勢を良くして、ほんの少しだけ距離をあけると手元がよく見える。本当に、1センチか2センチだ。
 昔むかし、大学院を修了して、就職、社会人になったとき、会社の部長・課長という人たちは大概、机で書類を読み書きする姿が背筋を伸ばして所謂良い姿勢という人が多かった。当時は、「やっぱり昔の教育を受けた人というのは、読み書きの姿勢も違うんだなぁ」と思っていた。中には突然、メガネを外してググッと顔を近づける人や、逆に胸ポケットから仕方なさそうに凸レンズのメガネを引っ張り出す人もいたりはしたが。
 当時の彼らと同じぐらいの年齢になった今、彼らの行動が理解できる。姿勢良くして、書類からの距離を確保しないと、手元がぼやけるのだ。小さな文字や図表は、距離を取りすぎると今度は小さくて見にくいという問題が発生する。近視の人間が手っ取り早いのは、手元数十センチにしか焦点の合わない、本来の自分の眼を使うこと。ただ近視に加えて左目だけ乱視の強い私は、よりによって左目が利き目だということもあり、メガネ外し作戦では乱視がじゃまして見にくい。近視じゃない人は、離れて行っている最近接合焦点を凸レンズで近くに引き寄せる。
 遠近、中近メガネは便利なんだが、見たいものと目ん玉とを結んだ線上に、その距離に最適な度数が来ていないと像がぶれたり惚けたりする。目線だけを動かしてというのではなく、頸全体を動かして、見たいモノと目ん玉とレンズの位置関係を調整してやらないとならない。面積の大きなディスプレーを使っていると、中央と隅とで見え方が違っている場合もある。
 まったく面倒なものだ。
 
 写真の場合はどうなるのか?確かに、近視用のメガネでは、ファインダー像のピントの山がつかみにくくなった。スプリットやマイクロプリズムの付いているマニュアルフォーカスのファインダーならまだしも、AF機ではそう言うのは必要がないとされているためか、のっぺらぼうのファインダースクリーンで、自分の視力だけが頼りだ。確か、一眼レフのファインダー像は眼から1mぐらいの位置になるようになっているのではなかったか。大人の眼のすすみ具合と、使っているメガネの度数(遠近・中近ではレンズの場所も)とで、よく見えたり見えにくかったりする。AFカメラで、MF機時代の焦点合わせ補助機能を省略するのなら、ファインダー内に見えている対象物なら絶対にAF合焦するぐらいの性能が必要なんじゃなかろうか。
  1. 2006/02/17(金) 01:05:38|
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我が唯一のニコン


 双眼鏡の清掃をした。
 ニコン製品は持っていないと思っていたが、これがあった。
ニコンの口径50ミリ倍率7倍、いわゆる7×50。天体観測入門の王道である。防水乾燥窒素封入仕様。
防水性能を出すためか、連結部にピント合わせのダイヤルは付いていない。ピント合わせは片眼ずつとなる。まず一方の眼で見ながらアイピースを回してピントを合わせる。次に反対側の眼で同じようにピントを合わせる。
 機能的には、単眼鏡が2本並んでいる感じだ。
 三脚取り付けアダプタが付いていて写真三脚に取り付けられる。これだけの重量があると、手持ちでの長時間使用は腕力を鍛えようという目的以外には無理。徐々に腕が下がってくる。
 大学教養部の2年生の時、虫垂炎を拗らせて一ヶ月近く入院したときに、天体観測好きの教養部の同級生が「双眼鏡で見る天体観測ガイド」なる本を差し入れてくれて、、、退院してから暫くして買った。
 確か本当か嘘かは知らないが、海上保安庁や海上自衛隊でも艦船で見張り用に使っているとかいう触れ込みだった。だから防水で、気温が下がっても内部が曇らないように乾燥窒素ガスを封入してあるという。
 大学生協で取り寄せてもらった。価格は覚えていない。当時は高額商品は、大学生協経由で購入していた。別に大学生協に白石さんがいたわけではなく、単に学生証と生協組合員証で無金利10回分割払いができたからだけど、、、毎月、教養部の生協カウンターに支払い予定表を持って支払いに行く。今なら組合員証兼用のクレジットカードになっているのだろう。
 ま、その大学の学生であるというだけで、無金利分割払いができるのだから、貧乏な学生には助かる制度ではあったな。

 さて現物は、流石のニコン。若干、対物レンズのコーティングが怪しい感じはするが約20年を経過しても光軸ずれなどの問題もない。ちょっと、接眼レンズのあたりからグリスがしみ出しているが実用上は差し支えない。
 オーバーホールを依頼したら、ニコンは受けてくれるのだろうか。ニコン、キヤノン共にカメラはフラグシップ機は出来うる限りの手を尽くしてくれると聞くが、双眼鏡はどうだろうか。
 嫁がコンサドーレ札幌の試合観戦用にと購入した廉価版8×22と比べて、同一条件での像の明るさ、収差による色滲みのなさ、解像度の高さには圧倒的な差がある。

 ここまで書いて、思いつきが2つ。
【その1】
 自由雲台を持っている。Slik Grandmaster Sportsを買う前の小型三脚の雲台が壊れてしまったから、その代わり。
 一脚を買って、この自由雲台をつけ、三脚アダプタで7×50を固定すれば、、、コンサドーレの試合で活躍できるかな。
【その2】
 何でそんなにカメラのレンズが、、、何が一体どう違うのか、、という問いに収差や背景ボケ、開放F値とできる写真の像の違い・・・説明が大変。
 倍率がほぼ同じな現代の廉価版と当時の第一級の高級双眼鏡。覗いて見える光景がこれほど違うものか!という驚き。
あなたの目がカメラで言えばフィルムに相当するのだ、、、説明が要らなくならないか?
  1. 2006/02/15(水) 23:37:59|
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高校入試

私立高校の入試A日程。何も統一した日程でやらなくても良いだろうに。
それはさておき、、
駅の入り口近くに、中学校の教員がクリップボードを抱えて立っている。生徒の出発を確認しているのだろう。電車の中には、乗車の作法の良くわかっていない中学生がたむろしている。手には定期と見間違う大型の切符。マルス(駅窓口で遠距離や指定席を買うときに使われる発券機)発券の往復乗車券だ。3駅区間の乗車券、普段なら券売機で買えと言って窓口の駅員は対応してくれないぞ。親の知恵かと思ったら、みんな握りしめている。事前に学校ごとにまとめて発券して貰ったのだろうな。 
人数チェックの教員と言い、電車の切符手配と言い過保護とも言えなくもないが、去年は結構券売機周辺で生徒が混乱していたから、まあ良い案だということにしておこう。

*夕刊で、公立高校の入試倍率の発表を新聞で見た。
自分らの時代から、ある程度、成績と実力で輪切りされて概ね1倍~1.2倍というあたりが普通ではあった。今回も、だいたいそんなところである。
だが驚いたのは、各校の募集定員なのである。やっぱり自分の出身高校に目が行くのだが、募集定員280名となってる。当時、9クラス×45人=405名が募集定員だった。
 校舎は建て替えていないから、当時の容量を維持している。9クラスで編成すると、一クラス30名そこそこ。ゆとりの少人数学級だが、3年生の理系なんかで一日に数学?2時限、数学演習が集中する時間割なんかになったら、ほぼ確実に黒板の前に立つことになる。
⇒科目名は当時の記憶。数学は、教師がざっと説明したら、あとは正面の黒板を5ぐらいに区切って、問題集の問題を順番に指名された生徒が黒板に解いていく。廊下側の壁にも黒板が付いてるから、講義ではなく数学演習ならそっちも使うことが、、、その場で解く奴もいた。大変お利口な奴か、度胸のある奴。大抵の小心者は、何問かやってきた予習範囲を超えたところで指名されないことを祈って一時限を過ごす。
 話が横路にそれた。
 目を転じて近くの工業高校・・情報科40名、建築科40名、、、各科目1クラス?それ以下もある。
 これも少子化の一つの実態なんだろうな。
 道内最難関だった札幌南・北も募集人員360名に減っていた。
  1. 2006/02/14(火) 23:32:44|
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花の撮影・室内練習

朝から又も天気予報を裏切り快晴であったが、こちらは朝から頭痛がして大人しくしていた。
頭痛も落ち着いたあと、窓からレースのカーテン越しに差し込む外光を光源に、切り花を使って花の撮影練習を行った。
背景は、色画用紙・黒。
アネモネの花が直径6cmほどあるので、部分測光を主に使用。
RAW+Jpeg-S(Fine)で記録。
特に断りのない限り焦点合わせはAF。
特に問題なさそうなのでJpegリファインなしで掲載。
画像をクリックすると、別ウインドウで表示する。


Canon EOS20D
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di(A09)
絞り優先AE f=4.5 (1/40sec) 部分測光
ISO100
Jpeg-S 現像パラメータ1
まずは、買ったばかりのタムロン28-75mm F/2.8のテスト。
花を生けてある器も、群青色にカット模様のガラスで良い色なのだが、背景色に沈んでしまった。
今日は、黒色しかなかったので、次までには別の色も用意しておこう。
もう少し露出をかけると、右側の花の色が飛んでしまう。
評価測光だと背景の影響を受け、花が完全に露出オーバーとなった。



 Canon EOS20D
 Tamron SP AF 28-75mm F2.8 XR Di(A09)
 絞り優先AE f=2.8 (1/100sec) 部分測光
 ISO100
 Jpeg-S 現像パラメータ1
少し寄ってみた。ついでに絞り「開放」。
やっぱりF2.8を買ったからには、取りあえずは開放で撮ってみたい。


 Canon EOS20D
 Tamron SP AF 28-75mm F2.8 XR Di(A09)
 絞り優先AE f=2.8 (1/250sec) 部分測光
 ISO100
 Jpeg-S 現像パラメータ1
望遠端で、目一杯寄った。
MFとして、三脚ごと前後させている。
こういう撮影ではスライディングプレートが欲しくなる。
被写界深度の浅さを見るのに、斜めから狙ってみた。


 Canon EOS20D
 Sigma 70-300mm F4-5.6 APO DG Macro
 絞り優先AE f=5.6 (1/25sec) 部分測光
 ISO100
 Jpeg-S 現像パラメータ1
 マクロ撮影1:2
望遠マクロ撮影ができるシグマ70-300mmでも撮影を行った。
300mm望遠端で、最短撮影距離での撮影。
これも三脚ごと前後させある程度追い込んだところで、最後AFという通常とは逆の焦点合わせとなった。


 Canon EOS20D
 Sigma 70-300mm F4-5.6 APO DG Macro
 CloseUp Lens No.3(ケンコー)
 絞り優先AE f=22 (1/2sec) 部分測光
 ISO100
 Jpeg-S 現像パラメータ1
望遠ズームの先にクローズアップレンズ(No.3)を装着。
目一杯のクローズアップを行った。ここで計測したように、この状態では撮影倍率1.5倍となる。
日常とは異なる光景。
中央を部分測光しているため周辺のしべが露出オーバで飛んでいる。
焦点距離300mmとして最短距離とすると盛大な収差が発生する。
22まで絞り込んでも、まだ影響しているが、何となくソフトフォーカスフィルタをかけた様な感じに見えなくもない。


  Canon EOS20D
  Sigma 70-300mm F4-5.6 APO DG Macro
  CloseUp Lens No.3(ケンコー)
  絞り優先AE f=22 (1/4sec) 部分測光
  ISO100
  Jpeg-S 現像パラメータ1
同じく花びらの部分。ぼやけている次の写真の方が面白いかも。


  Canon EOS20D
  Sigma 70-300mm F4-5.6 APO DG Macro
  CloseUp Lens No.3(ケンコー)
  絞り優先AE f=8 (1/30sec) 部分測光
  ISO100
  Jpeg-S 現像パラメータ1

70-300mmのマクロ撮影領域でクローズアップレンズを併用すると、撮影倍率を稼ぐということもさることながら、収差によるソフトフォーカス効果が意外な面白みを出しそうな感じがする。
  1. 2006/02/12(日) 21:59:02|
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天気予報に裏切られ、、、

昨夜、寝る前に確認した天気予報は、午前・午後ともに日中は雪マーク。
・・・また、週末は雪か。せっかくレンズも買ったけど、雪投げして終わりか。まあ、ゆっくり寝て、雪投げのあと気力が残っていたら、RAWデータの現像とレタッチの勉強でもしよう・・・
そう思って寝た。

久しぶりにゆっくり寝ていた。目が覚めたら、きれいな青空だった。
昼を過ぎてから、取りあえずカメラバックに適当に機材を詰め込み、適当に山に向かってクルマを走らせた。どんな状況なのかも解らず半分は来年に向けたロケハンのつもり。


EOS20D
Tamron SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di
絞り優先 AE f=5.6 1/400秒(ISO=100)
RAW現像 DPP2.0
画像をクリックすると、大きめの画像が開く。
画素数を減らすのを忘れた。2336×3504ピクセルという大きさなので、自動縮小表示とならないブラウザでは、適宜、縮小操作が必要か、、、
 写真の撮れそうな場所に着いてみたら、雲が出て日陰っていた。ちょっと実際よりも青みを強調してみた。Jpeg化してからのレタッチはしていない。どこまでやれるのかもう少し弄ってみるかな。



EOS20D
Sigma 18-50mm F3.5-5.6 DC
絞り優先AE f=8 1/400秒 露出補正-0.7EV
(ISO=100)
RAW現像 DPP2.0
28ミリだと換算画角で、44.8ミリとなる。
少し狭い感じがしたので、換算28ミリである18ミリでも撮影してみた。



Tamron SP AF28-75mm F/2.8(以下省略)を、EOS630にも装着して撮影した。
久しぶりに覗く35mm一眼レフのファインダーは、大きく見やすい。


撮影場所は、秋の紅葉撮影と同じ場所。
道路は、幅広く除雪されているが、雪壁が高く目線の高さぐらいまでになっている。簡単にカメラが構えられるのは、橋の上ぐらいしかない。
ちょっと移動しようとすると、カンジキ(スノーシュー)かスキーが必要。落ち着いて三脚を使おうとするなら、三脚にもスノーシューが必須。

それにしても、雪景色は難しい。
それにしても、デジタルは、ラチュードが狭いような気がする。
白飛び・黒つぶれ・・研究の余地あり。
  1. 2006/02/11(土) 23:32:06|
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通院 & レンズ購入

持病がある。
周期性四肢運動障害という。ついでに、むずむず足症候群(の軽い奴)も併発。
名前からは想像しにくいが、睡眠障害の一種である。
どんなものであるかは、この日にダラダラと書いた。

薬が底をついてきたので、年休を取得。本日は、通院日とした。
片道2時間ぐらいかかるので、待ち時間を入れると一日年休を取って、ついでに用事を片付けた方が良い。

ドクターの話では、むずむず足症候群(レストレスレッグ、RLS)や周期性四肢運動障害の保険承認薬の認可が、今年の秋にも降りそうとのことだった。新薬ではなく、今現在、広く使われている薬の保険適用範囲(病名)を広げるだけということらしい。以前のドクターの話では、保険承認となると、医療関係者にも広く情報が伝わるので、その効果も期待できるということだった。
あまりポピュラーな病名ではないのである。10数年前までは、疾病としてのきちんとした医学的な定義が出来ていなかった。そのため、お医者さんでも知らない人もいるという現実がある。そのくせ、有病率は結構高いらしい。
(いずれ、こういう情報を纏めて、別にホームページなりなんなりを作ろうと思っているのだが、中々進まない。今日、ドクターとその話になり、是非ともやってくれとハッパをかけられてしまった)

比較的病院は空いていたので、早く終わった。
帰り道に、札幌駅前・Yへ行きレンズを購入。
最後まで迷ったが、映りに定評のある
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
古いマクロ50ミリを下取りに出した。ポイントでPLフィルタを賄う。

帰り着いたら、日も傾き、屋外で撮るものもなし。
我が家の玄関に棲む、変身ドーレ君の集会をパチリ。
うちの玄関、白熱電球照明だから、見事に電球色だ。


EOS20D
Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
ISO=800
絞り優先 F=2.8開放(シャッター速度1/40秒)
ホワイトバランス オート

ちなみに、左から、あざらしドーレ君、クリスマス限定サンタドーレ君、さっぽろ雪まつり限定ゆきだるまドーレ君、ひぐまドーレ君。
ちょっと隠れてますが、雪だるまドーレ君の後ろにキッズドーレ君もいます。
(次は、キタキツネか、クリオネか、、)
  1. 2006/02/10(金) 23:02:40|
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写真の話題 その2

朝、いつものように電車に乗った。今朝は定刻にやってきた。
どの人も、たいてい、同じ時間の同じ車両の同じドアから乗り、同じような位置に立ったり座ったりということになるようで、見覚えのある顔ぶれというのが固定されてくる。
今朝、ドアの近くのつり革に掴まり、ふと目線を下げたら交換レンズと作例写真が飛び込んできた。「標準ズーム対決」なんていうの記事が続く。
ぱらぱらとページがめくられているうちに、表紙が見えた。
「Nikon D70s使いこなし・・・」
座って眺めているのは、いつもその席に座っているK高校の生徒ではなく、なじみのない50年配の男性。サラリーマンとして常識的な格好ではあるが、膝の上にも、足下にも網棚の上にも鞄が見あたらない。ムック1冊をそのまま、むき出しで携帯させれいる様子。お宅から乗車駅まで、降車駅から会社までの両方で、あまり長い距離・屋外を歩く必要はないと見た。

D200じゃないか。残念。
レンズ専業メーカ製のレンズは、光学設計は共通だから、、、ちょっとT社の28-75mmとかのところを開いてくれないかなぁなどと思いながら、、、S社 18-50mm f3.5-5.6 DCは、手軽に使えるベストセラーなんて見出し。そりゃぁ、そうだろうさ。YとかBとかKとか、量販店で純正レンズとの組み合わせよりも力入れて売ってたりするもの。俺も持ってるよ。
 あ、、おじさん、18-200mmとか高倍率ズームは今のところ興味がないから飛ばしていいよ、、、リモートスイッチも、眺めなくて良いから、、、、などとヘッドホンつけて何かを聞きながら車窓の外を眺めているふりをしながら念じてみても通じなかった。
長いな。リモートスイッチ好きなのかな、、俺は最初に買ったなぁ。三脚とリモートスイッチはペアっていう思いこみがあるから、、、そう言えば、お友達もリモートスイッチ使えば良いのに、、、でもD70だから有償改造か、、、と思っているうちに自分の降りる駅についてしまった。
  1. 2006/02/09(木) 17:32:11|
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写真の話題 その1

 今朝の北海道新聞に、デジタルカメラの普及に伴い苦戦する町中のDPE店の記事があった。一日に20本以上連続処理を行わないと、現像液等のロスが発生してランニングコストが上がるとのことだ。都市部ではまだ良いが、郊外・郡部では壊滅的打撃らしい。札幌中心部でも、フィルムの売り上げは、数年前の1/10に落ち込んでいるらしい。
 年明けのコニカミノルタの写真フィルム事業の中止とカメラ事業のソニーへの譲渡という衝撃のニュースの背後にはこのような現実がある。コダックと富士フィルムは、銀塩写真事業の継続を宣言してはいるが、フィルム種類の絞り込みや現像所の統廃合、そして値上げは避けられないだろう。
 リバーサルフィルムで、じっくりと構えて撮る写真、スローライフなどと言っていたが、極く近い将来、銀塩写真全般が、コストと時間のかかる趣味・道楽みたいになるのだろう。今だって、私の好きなコダクローム64を使うには、少なくとも札幌駅前の量販店まで出かけるか、ネット通販で購入する必要がある(取り寄せを頼めば住んでる街のチェーン店でも入手可能だろうが)。現像は、依頼日と受取日を除いた6営業日を要する。そのうち、内層発色の普通のリバーサルフィルムが同じような状況になり、さらにネガフィルムの現像・プリントも、そうなるだろう。
 確かに、利便性ではデジタル写真に軍配が上がるが、写真としての深さ・色合いの落ち着き・奥行きのようなものは、まだまだフィルム写真が上だと感じている。どうもデジタルカメラで撮った写真は、平板な印象がついて回る「気が」している。同じデジタル化した画像でも、フィルムからスキャナーで取り込んだものとは何か違う「感じ」がしている。
 そこで、描写の良いレンズを使って見たら・・という話にも通じるわけだが、、、

 フィルムカメラや、デジタルカメラで写真を撮り、現像やプリントをする大部分(直感的には90%以上)は、レンズの違いで背景のボケ味が良いの悪いの、、、このレンズは芯のあるかりっとした描写をするだの、、、しっとりした味わいだの、、、デジタルは平面的な感じだの、、、そう言う話はあまり関係のない世界の話で、手軽に簡単に「よく写っている」のが良い写真。ソニーのデジカメのレンズの近くに、Carl Zeissと書かれ、片や松下のデジカメにはLeicaと書かれている意味合いって?? Leicaって時代遅れのコンパクトカメラ?というユーザだろうと思います。
 圧倒的多数は、そちら。市場原理が働けば、製品やサービスが絞り込まれて行くのは道理だ。

「ライカって、写真で見たことあるけど時代遅れのコンパクトカメラみたい。あんなのの何処が良いの」というセリフは、実際にこの前の土曜日に、つい最近500万画素のデジカメを買った32歳に直接言われた。

 こちとら、そのうちライカマウントのアダプターつけて、せめて中古のレンズだけでも使ってみたいと思っているのにな、、、
  1. 2006/02/09(木) 17:30:05|
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パソコンディスプレー その後

 1月31日、パソコン・ディスプレイのケーブルが原因で色調異常が発生していたことを書いた。
今日で丸3日間経過した。
 左目奥、左目を中心とした頭の痛み、左後頭部から肩への凝りと痛みが、ずいぶん緩和した。
午後2時半ぐらいぐらいからは、鎮痛剤を使いたくなるような痛みになる日もあり、終日不快感を引きずっている日もあったのだが。
 ケーブルを交換したその日のうちに、改善は感じていたが今日になって確信した。
色調や明度変動を、認識できていなくても、その為に目は疲れていたわけだ。
  1. 2006/02/03(金) 20:41:53|
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交換レンズ選択で悩む

 昔から一眼レフはキヤノンユーザなのであるが、一昨日気がついた。

   手元に純正EFレンズのカタログ類がない。

 シグマ・タムロン・トキナーとレンズ専業メーカのカタログは揃っている。ボディとセットになった廉価版以外は、純正レンズには縁がないという潜在意識だろうか。
(現有のボディ&レンズは、最後に並べておく)
 花撮影に威力を発揮するマクロレンズSigma AF 50mm F2.8がf=5.6までしか絞り込めない故障を抱え、かつ古いレンズであるため最近のEOSではボディとの通信エラーとなる。どちらも、補修部品在庫払拭のため修理不能。
このため当初は、マクロレンズを考えていた。第一候補はもちろん、名玉の誉れ高いタムロンSP90mm F/2.8 Di Macro 1:1。
しかし、検討を続けているうちに、やはり基本となる標準域で描写の良い明るいレンズが欲しくなってきた。EOS630とEOS20Dで共用したい。
タムロン SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] Macro
シグマ 24-70mm F2.8 EX DG Macro
シグマ 24-60mm F2.8 EX DG
そう言うあたりを候補に迷っている。
 タムロンSP AF28-75mm F/2.8(以下省略)は、お友達が持っている。購入直後の試写結果を見せてもらい内心「おおっ」と思い、世の中の評価を見て納得。発売時期から見ても初期トラブルは払拭、安定期に入っているだろう。価格もこなれている。第一候補ではあるが、20Dでは広角側が換算44.8mmとなり、やや不足気味かもしれない。
予算が許せばキヤノン純正EF24-80mm F2.8L USMだが、全くもって非現実的な価格設定。
そう思っていたら、アウトレット品や中古品でキヤノン純正 EF24-85mm F3.5-4.5 USM やEF28-135mm F3.5-5.6 IS USMなどの純正レンズが手の届きそうなところにある。

などと、カタログをあちこち開き、ウエブサイト上の情報を漁り、作例写真を本屋で立ち読み・・・
コツコツ貯めた500円玉の貯金缶を開ける時が来た。

現有機材(一眼レフ関連のみ)
ボディ
Canon AE-1
Canon EOS630QD (シャッターユニット交換済み)
Canon EOS20D+(BG-E2)

FDマウントレンズ
Canon FD50mm F1.8
Sigma Zoom 28-70mm F3.5-4.5
Cosina AF70-200mm F4.5
Sigma Zoom-ε 80-200mm F4.5-5.6

EFマウントレンズ
Canon EF35-70mm F3.5-4.5
Sigma AF 50mm F2.8 Macro (故障、EOS20D不適合)
Sigma AF 28mm F1.8 Aspherical(EOS20D不適合)
Sigma 70-300mm F4-5.6 APO DG Macro
Sgima 18-50mm F3.5-5.6 DC(EOS20D専用)

三脚
SLIK Grandmaster
他2台+Silk 自由雲台
  1. 2006/02/02(木) 23:56:47|
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やっと終わった単身赴任生活。いま撮影対象と場所と方法の再構築中。主力はEOS5D-mk2。他にEOS20D。最近、E-PL1が加わりました。


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