ミノルタ ハイマチックEのレストア記録。
バッテリーチェックランプが点灯しないのが気になって、最終的には別の機体のシャッターユニット(回路基板付きレンズボード)を移植、通称ニコイチ作戦で完動品一台としてみた。ついでに電池ボックスの改造を行い、電池容量をアップした。
レンズ前玉の周辺部に入り込んでいる汚れが取りにくく、また裏側には軽くカビが生えている部分があるので、清掃のために、カニ目を外した。
金属製のリングを回して外すと、この状態になる。 ISO感度設定に連動してCdSへの入射光量を調整するリングがあるが、これに網目状の穴を開けたステンレス製と思われる金属板が接着剤で貼り付けられている。三十五年以上経過しているためか、接着剤が効かなくなっていて、分解時に剥がれ落ちてしまった。
ISO感度調整用ステンレス板をボンドG17で接着した。元々の製品も同じようなボンドで接着されていたようである。古い接着剤を落とすのに、軽く紙ヤスリをかけたら真鍮の地肌が見えたので、接着のあと黒マジックを塗っておいた。CdSの感度のばらつきを吸収するために、このリングの連動位置が微調整できる構造としているようだ。接着する位置でも入射光量が変わるが、金属板とリングに意味ありげな切り込みがあったので、これと、もとの接着跡を頼りに位置を決めた。指紋が付いた後が錆びていたが、これは誰の指紋だろう。
問題の点灯しない豆電球(麦球)である。北海道の自宅の近くのホームセンターには、何故か麦球が置いてあるのは記憶にあった。ダメもとで単身赴任先の近くのホームセンターを探してみたら、2.6V仕様の麦球があった。レンズボードを降ろすのは面倒なので、このスペースで配線を切って新しい麦球と交換したのだが、点灯しなかった。電源を単三電池に変更しても点灯しなかった。
結局レンズボードを外して、基板にあたることにした。基板正面からの様子。 テスターで電球への配線の電圧をあたると、両方とも約2.4Vで電位差なし。従って電流が流れず、電球が光らないということは解った。露出はちゃんと制御されているようだが回路追いかけるためには基板を外す必要がある。今はそんなに時間をかけることができない。
というわけで、ニコイチ作戦発動である。
入手の経緯に書いたように、ハイマチックEは3台あった。入手したカメラ屋さんへもう一度出かけてもう一台入手してきた。
こちらは、レンズはカビだらけで筐体の汚れも酷い状態であったが、通電するとランプは点灯し露出制御もできていた。そこで、前群・後群のレンズを移植して仕上げてみた。
テストは単三電池2本直列の3Vで行ったが、LR44の2個直列では、すぐにつかなくなる。どうも電流が多くて電池の電圧降下が大きいようだ。ランプが点かなくても、シャッター制御はできていることは解った。電池室にスペースがあるので配線を変更して、LR44を2個直列さらにそれを並列にするという改造を行った。
使っている電池にも問題があるということも解った。100円ショップのLR44は、開放電圧約3Vに対して2.65Vに低下。秋葉原で、1シート10個入り100円で売られているLR44は、2.45Vにも落ちる。内部抵抗が相当大きいようだ。まあ、豆電球を点灯させたり、バイポーラトランジスタを動作させたり、ソレノイドを動かすという電流を使う用途でなければ、10個100円のものでも問題はないわけだが・・・・
電池室改造によって、シャッター半押しで、めでたく点灯した。ついでなので距離計の上の鉄板(ボンド接着)も外して、ファインダー内部も徹底清掃を行った。
2台の基板には、電気2重層コンデンサが使われている。初めの固体は2.2μFだったが、移植した基板は3.3μFが載っていた。電気2重層コンデンサが使われているのは、初期製品で後期はタンタルコンが使われていて容量は2.2μFだと先人の記事で見たのだが、容量も複数バーションあるようだ。ドナーとした機体も、電池ボックスの配線を除いて、元通りにくみ上げてあるのだが、いかんせんレンズの状態がひどいためカメラとしては使えないだろう。正月休みの遊びに、回路を追いかけて回路図を描いてみようかな。ハイマチックEの電子シャッター制御回路の回路図は探したけれど公開されているサイトを見つけていない。回路を追いかけて、動作が理解できれば、ランプ不点灯の理由も解るかも知れないし、電気2重層コンデンサの容量が異なるもの調整なのか、適当なもので良かったのかということも解る。 実は、コンデンサ交換に備え、2.2μF、16Vのタンタルコンをアキバで調達してから、2台目のドナーを入手に行ったのだった。アキバの部品屋での値段、1個40円・・・高いとは思ったが電車賃の方が何倍も高かった。
ミノルタ ハイマチックE
今日はハイマチックEのレストアについて書こうかと思っていたが、仕事で遅くなってしまった。
そう言うときは、撮りためた看板ネタでお茶を濁すことにする。
国民生活金融公庫 新宿支店の出入り口
あのね、玄関というのはね、お家や建物に出入りするために設けられた場所を言うのだと思うわけですよ。その建築物に入るためには、どうしても「立入る」必要があるのです。玄関だということで、立ち入りを厳禁されてしまうとですね、、、、国民生活金融公庫新宿支店に用事がある人は、一体全体どこから入れば良いんでしょうね。 窓からでしょうかね。
これも、言いたいことは解りますよ。この扉は、壁から数十?ほど引っ込んでるのです。冬の寒風、寒空のもと、寝泊まりする場所のない路上生活を余儀なくされている人たちが風を避けるには格好の場所だと思いますから・・・・・新宿西口の地下道から、段ボールハウスが強制撤去されてから何年でしょうか。
天然総菜????????
ねぐらの近くの居酒屋さんの看板です。天然のお総菜って、何でしょう。天然素材を使った総菜を、縮めちゃって「天然総菜」でしょうか。東京西部、多摩地区と言われる場所は、もしかして看板ハンターには、とても面白いところなのかも知れません。 偏屈オヤジめ、困ったもんだと思わないでくださいませ。
1971年・昭和46年に発売された私の思い出カメラ、ミノルタ ハイマチックE。
レンズとファインダーを清掃して、モルトスポンジを張り替えた。光に応じてシャッター速度と絞りが変わっているようだったので、取りあえずフィルムを入れて試写した。少し露出オーバ気味の感じがあるが、このままでもプリントだとカラーバランスも含めて調整が効くので撮影するぶんには問題ないと思う。 撮ってみて絞り優先AEで使いたいカメラだと思ったが、残念ながらプログラムオート専用機である。使用したフィルムは、フィルムはDNP Centuria200。
現像と同時にCD-ROM化した画像を、サイズ変更したのみ。比較として、コンパクトデジカメ Pentax Optio 330で同じ場面を撮ったものを並べてみる。
20071222 Hi-Matic E
20071221 Hi-Matic E
20071221 Optio 330
20071221 Hi-Matic E
20071221 Optio 330
20071222 Hi-Matic E
20071222 Optio 330
20071222 EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
(これはちょっとルール違反かもしれないが、EOS20Dでの撮影。ISO感度はHi-Matic Eに入れたフィルムと同じ200)
20071222 Hi-Matic E
画像をクリックすると縮小前の画像が表示される。ドトールコーヒの看板などで、Rokkor QF 40mm F1.7の解像力を見てみ欲しい。Hi-Matic Eを探してレンズ部分を取り出してライカマウントに改造して、ライカに使う人がいるというほど定評のあるレンズ。5万円だか10万円で、この改造を専門にやってくれる業者があると聞いたことがある。ミノルタがライカに供給したライツ・ミノルタCL用のMロッコール40mmF2とよく比較され、実は同じレンズなのではないかという説もあるのだそうだ。ある方の評によれば、コントラストは高めで赤や青・黄などの原色が強調される傾向というが、生憎の雨模様だった新宿の街撮り風景では、どの様に感じるだろう。
20071222 Optio 330
20071222 Hi-Matic E
20071222 Optio 330
この試写の後、もう一度、基板を調べたり電源関係をチェックしたり、バッテリーチェックランプが点かないという不具合を修理・改造を行った。その顛末は、また後日、機会があれば・・・・アップできるかな。
もう一つ、コンパクトデジカメ Pentax Optio 330 も、実は500円でジャンク棚で拾った。 2001年発売の334万画素。発売当時のメーカ希望小売価格、95000円だそうだ。ISO感度は100と200の自動切り替えだということで、Hi-Matic Eに入れたCenturia 200とほぼ同等。
同じ場所・同じ光線状態で撮影しているが、手ぶれが多い。軽い小さなボディで腕を伸ばして液晶画面を見ながらという撮影の構え方に、やはり問題があるのだろうと思う。
12月08日、自転車を漕ぐこと片道一時間と少し。
高幡不動で試写したFUJITA66の撮影結果は、失敗であった。
スキャナーがないので、ライトボックスの上のフィルムをEOS20DとTamron SP AF90mm Di Macroで撮影した。
20071208 高幡不動 五重塔
FUJITA66 / FC. Fujita 80mm F3.5 /Kodak EPP / 絞りf22 シャッター速度 1/10秒
(露出計 セコニック デジスポット)
何か変でしょ。まるで645版で撮ったようなこの画面。 FUJITA66というぐらいなので、画面は6×6版の正方形になるのが正解。
露出は、概ねあっているような感じ。写りも思ったよりシャープ。もっとダメダメかと思っていた。
20071208 高幡不動 大師堂
FUJITA66 / FC. Fujita 80mm F3.5 /Kodak EPP / 絞りf4 シャッター速度 1/50秒
(露出計 セコニック スタジオデラックス L-28c)
フィルムの送りが悪くて、コマが重なって露出されてる。実は、一枚目の位置もきちんと出ていない。最初の4コマが写っていない。
失敗の理由は何か・・・・自分のミス。
フィルムカウンターがないと思っていた。一コマを送った後に、巻き上げが止まらないと思っていた。操作方法の理解が不足であった。先ほど、改めて弄ってみたら、全て自分の勘違い、思い違い、思いこみであるということが解った。改めて試験撮影する必要があるだろう。
露出(絞りとシャッター速度)は、ある程度正確であるということが解っただけでも収穫。
日曜日の散歩カメラの写真もあるのだが、土曜日の高幡不動の続き。 明日、ブローニ版の現像があがってくるのだが・・・どうやってアップしようか。スリーブ仕上げとしか指定していない。写真屋さんが開いている時間に、帰ってこれるかどうかも少し不安。やや、開発工程に遅れが出てきている。
20071208 高幡不動 五重塔
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM / PLフィルタ
ISO100 絞り優先AE f16 (露出補正-0.7EV 1/15秒) RAW現像 DPP3.2
椛の枝の透き間から、青空と五重塔が見えた。肉眼では、椛の葉ももっと明るくて良い光景だと思ったが、やはり明暗差が大きすぎたようだ。実は、この写真は、EOS20Dの内蔵ストロボを発光させている。しかし、GN13の内蔵ストロボでは光量が少なかったようだ。GN32のPE-320Sは、こちらに持ってきているが、ねぐらで留守番だった。
20071208 高幡不動 五重塔
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM / PLフィルタ
ISO100 絞り優先AE f16 (露出補正-1EV 1/25秒) RAW現像 DPP3.
20071208 高幡不動 落ち葉
EOS20D / Tamron SP AF 90mm F2.8 Di Macro / PLフィルタ
ISO100 絞り優先AE f5.6 (露出補正-0.7EV 1/15秒) RAW現像 DPP3.2
20071208 高幡不動 山口誓子分骨の碑
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE f5.6 (露出補正-0.7EV 1/160秒) RAW現像 DPP3.2
俳人 山口誓子の句碑があった。分骨埋葬されていると言う。
「如来出て掌に受け給う枝垂梅」
20071208 高幡不動 鍵和田釉子句碑
EOS20D / Nikon Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO400 絞り優先AE f5.6 (露出補正-0.7EV 1/80秒) RAW現像 DPP3.2
中年オヤジとしては、何とも言えない複雑な気持ちになる句だ。自分の子供時代・少年時代をこの句に重ねると、寂しい気持ちになってしまう。自分の子供に重ねると、直線の未来が輝いていて欲しいと願ってしまう。
FUJITA66 Model SLの試写の現像上がりを待つ間に、EOS20Dで取った紅葉の名残り。盛りを過ぎていたためだろう。午前中、天気は良かったがカメラマンの数は少なかった。
20071208 お供え
EOS20D / Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO100 マニュアル露出 F5.6 1/125秒 RAW現像 DPP3.2
(露出計 セコニック スタジオデラックス L-28c使用)
20071208 灯籠
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE F5.6 (露出補正-0.7EV 1/100秒) RAW現像 DPP3.2
20071208 名残り椛
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO400 マニュアル露出 F4.0 1/200秒 RAW現像 DPP3.2
(露出計 セコニック スタジオデラックス L-28c使用)
少し背伸びして、モミジの葉の前に入射光式のスタジオデラックス(L-28c)を翳して露出を測ってみた。
20071208 名残りの椛2
EOS20D / Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO100 マニュアル露出 F5.6 1/125秒 RAW現像 DPP3.2
(露出計 セコニック スタジオデラックス L-28c使用)
20071208 手を離すな
EOS20D / Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO100 マニュアル露出 F5.6 1/125秒 RAW現像 DPP3.2
(露出計 セコニック スタジオデラックス L-28c使用)
20071208 こいつも手を離すな
EOS20D / Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO400 マニュアル露出 F4.0 1/125秒 RAW現像 DPP3.2
(露出計 セコニック スタジオデラックス L-28c使用)
20071207 手水鉢の中にモミジ
EOS20D / Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO100 絞り優先AE 絞り不明 1/50秒 RAW現像 DPP3.2
12月08日 試写に持ち出した「フジタ66」とは、こんなカメラ(向かって右側)。
会社の上司からの頂き物である。
写真やカメラが好きで、古いカメラを分解して直したりするのだったら、単身赴任中の暇つぶしにどうだと渡されたのだった。FUJITA66というエンブレムが眩しい。
フォーカルプレーンシャッターの一眼レフタイプ。レンズは、FC FUJITA 80mm F3.5が付いている。画角的に言えば、80mmで、標準レンズだろう。
実は、上司が事前に「上から覗くカメラがあって、レンズは1つしか付いていない」としか教えてくれなかったのだ。上から覗くタイプで二眼レフではないとなると「ハッセルブラッドなんて書いてあるんじゃぁないでしょうね」なんて返答していたのだが、カメラは全くわからないという上司も流石にハッセルブラッドという名前は知っていたらしく、「そんな立派なものじゃぁないよ」と言うのみだった。
ファインダーのスリガラスは埃まみれで所々にカビがあった。レンズが黴びているということだったが、実際にはミラーの表面に軽いカビがあったのみ。レンズの前玉には、強烈な拭き傷が入っている。それ以外は、前玉と後玉を清掃する程度でよさそうだった。拭き傷は、押し入れから出したとに、タオルで拭いたから付いたらしい・・・・
レンズボードの飾りの皮が欠落している以外は、部品の欠落等もなし。シャッター幕も大丈夫。一応、シャッター速度は設定にあわせて変わっているようだし、絞りはレンズ内のプリセット絞り(と言うタイプだと思う)。ピントを開放で合わせた後、レンズ鏡筒先端のギザギザを回すと、絞りリングで設定した値まで絞り込まれる。
モルトスポンジではなく、毛糸が遮光に使われていて、取りあえず交換しなくても遮光は問題なさそうだった。
FUJITA 66 Model SL・・・・ネットで調べてみた。1958年に藤田光学工業が製造し、服部時計店から発売されたと言う。1956年に発売されたフジタ66の改良版だと言う。色々なブランド名で、輸出専用版もあるらしい。服部時計店というと、現在のセイコーグループの中枢だ。
撮影中のフジタ66の姿
三脚に据えて高幡不動の寺内札所88カ所(四国霊場88カ所を寺内敷地(高幡山)に再現した)のお地蔵さんを撮影。ぶら下がっているのは、露出決定に使った、セコニック・スタジオデラックス L-28c。シャッター速度が、きちんと出ていれば露出は問題ないはずだと信じたい。
使ってみてとまどったのは、フィルムのカウンターがないこと。所有する同じ時代製造の2眼レフは、一台はフィルム室の蓋背面に赤窓付きで、ブローニフィルム(120)の背紙に印刷された枚数表示が読める。もう一台は、一応カウンターが付いている。これには何も付いていない。巻き上げていくと、一瞬コリっという感じがして巻き上げが軽くなる。しかしそのまま巻き続けることができる。その感覚で12枚を撮影してみた。正直なところ、一枚目のスタート位置についても、少し自信のないところがある。
さて、結果は如何に・・・・現像の仕上がりは、10日現像所出しの中一日で12日の午後になるという。
ちなみに、一枚目の向かって左側「Beauty」は、35mm版レンジファインダーカメラ BEAUTY 35 Super(太陽堂光機製)。同じく上司に預けられたものであるが、思い出のあるものだということで、可動状態になるなら戻して欲しいといわれているため、扱いは慎重にしていて、外観を清掃した程度で止めている。周辺情報をもう少し調べてから・・・・・
←フジタ66 知らなかった私のような人。クリックしてください。
12月02日 小金井公園のモミジ 蔵出し。
20071202 玉ボケもどき
EOS20D / Tamron SP AF90mm F2.8 Di Macro
ISO200 絞り優先AE f2.8 (露出補正+0.7EV 1/160秒) RAW現像 DPP3.2
20071202 同色系
EOS20D / Tamron SP AF90mm F2.8 Di Macro
ISO200 絞り優先AE f2.8 (1/125秒) RAW現像 DPP3.2
20071202 うっすら玉ボケ
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE f4.5 (露出補正+0.7EV 1/20秒) RAW現像 DPP3.2
ちょっと被写体ブレ?
20071202 溶けてる背景
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE f5.6 (露出補正+0.7EV 1/30秒) RAW現像 DPP3.2
きれいな葉が少ない。毎年こうなのだろうか?
高幡不動まで、自転車で行ってみた。片道1時間と少しで着いた。地図を見たときには、もう少し早く着きそうだったが道路が曲がっているので実際の距離は長い。そしてわかりやすい幹線道路を走るので更に距離が伸びる。
Fujita66という6×6版の一眼レフを会社の上司が持ってきた。押し入れに埋もれていて、黴びているがそう言うカメラが好きなら、好きにして良いと言うのだ。掃除したら、特に分解整備などしなくても使えそうな状態になった。コダックのEPPを入れて、試写してみた。露出は、露出計セコニック・スタジオデラックスで決めてみた。
前から気になっていた街中の写真屋さんに、現像依頼に行った。 ただ、今の環境では結果をブログにアップできないのだな。EOS20Dでの撮影結果は、何だかあまり面白い写真がなかったが、明日にでもアップしてみよう。
肉体疲労で、眠くなってきた。風呂に浸かって早寝しよう。
2007年12月02日 日曜日の午後2時すぎ。小金井公園の紅葉。全体風景編。
土曜日は何をやっていたのだろうか。。。。。。思い出すのに時間が少しかかった。思い出した。
12月01日土曜日、朝8時すぎに横浜から帰ってきたのだった。それから12時まで寝た。そして、インターネットのJリーグ速報サイトと、コンサドーレ札幌のホームページを行ったり来たりしながら、最終節の試合経過を追い続けたのだ。ベルディとサンガの試合が先に終わり、両方引き分け。勝ちで試合終了すれば、J2優勝で昇格決定という数分が長かった。
その前日、11月30日。横浜の日本丸の近くでの仕事が終わった後、昔の仲間と、当時たまり場的に行っていた居酒屋で飲んだ。店のおばちゃんの手を煩わせず、冷蔵庫から勝手にビールを出してきて飲む。つまみもメニュー表にないものの方が多い。そんな店だった。いまでも同じだった。
ちゃんと、終電はチェックしていたのだった。東横線横浜発0時01分渋谷行き。その居酒屋を出て、懐かしい顔を見せてやるからもう一軒付き合えと皆に言われて、あるスナックへ・・・・若かりし頃、仲間と騒いでいたスナックにいた新人の子が、その店にいた。座った途端に、帰るのは諦めよと説得され、、、、
横浜駅東口のサウナに泊まることになったのだった。そこも、昔、先輩社員がご贔屓だったところ。
コンサドーレの昇格決定を見届けてから、こんどは北海道での仕事仲間のお宅にお呼ばれ・・・連続の飲み会と相成った。日曜日は、午前中、溜まっていた洗濯物を洗濯して、部屋の掃除。
日も傾きかけた午後2時すぎ。自転車の荷台に三脚を括り付けて小金井公園まで自転車をこいだ。結構な運動になる距離である。まあ、もちろん中野のフジヤカメラまで行くよりは近いけれども。
20071202 小金井公園
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO200 絞り優先AE F8 (1/25秒) RAW現像 DPP3.2
散策をする家族連れ、恋人達、人生の大ベテランの方々。そして一眼レフを持つ同好の士。そして中判のベテランさん。
20071202 小金井公園
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO200 絞り優先AE F10(露出補正 +0.7EV 1/8秒) RAW現像 DPP3.2
木の下で紅葉を愛でる親子連れ
20071202 黄上紅
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO200 絞り優先AE F4.5 (露出補正 +0.7EV 1/30秒) RAW現像 DPP3.2
小さな子供に紅葉の葉を持たせて写真を撮っていた家族連れ。2歳ぐらいの女の子だった。手から落ちた紅葉が銀杏の葉の黄色の上に映える。しばらくして同じ場所に戻ってきたその家族に、シャッターを押してくれと頼まれた。コンパクトデジカメを渡されると、逆にとまどってしまうこともある。老眼が入ってくると、液晶画面での構図やピントの確認が難しくなってくるという悲しさ。一眼レフのファインダー像は、等価的に目から1m前にあるように見えているはずだし、視度補正もできるので、まだ問題は少ない。それよりもなによりも、その小さな女の子の名前が、自分の子供と同じだという偶然・・・・
20071202 異邦人?
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE F4.0 ( 1/30秒) RAW現像 DPP3.2
振り返ったら、紅葉の前に銀杏の黄色が下がっていた。それを撮ろうとしたら枝の下で子供が、紅葉の葉を取ろうと手を伸ばして背伸びしていた。歌詞がチョット違うけど、頭の中では久保田早紀の大ヒット曲 異邦人が鳴り出した。
子供達が空に向かい 両手を広げ
鳥や雲や夢さえも つかもうとしている
その姿は昨日までの 何も知らないわたし
(以下 省略)
日は傾き、暗くなり、寒くなり、家族連れは楽しげに家路につく。単身赴任の写真バカのオヤジは、急に人恋しく寂しくなり、そう言えば横浜・赤レンガでも同じような気分になっちまったなと思いながら自転車置き場に戻り、撤収。帰りにスーパーで買い物をしてねぐらに帰ったのだった。
2007年11月27日の横浜の夜景。この時期は、暗くなるのが早い。17時30分に仕事が終わって、外に出ると既に日はとっぷりと暮れている。みなとみらいから、汽車道を通って赤レンガ倉庫まで行ってみた。
20071127 光の門
EOS20D / EF17-40m F4L USM
ISO400 絞り優先AE F5.6 (露出補正 -1.7EV 1/10秒)
20071127 赤レンガ倉庫 恋人達の鐘?
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO1600 絞り優先AE F4.0 (露出補正 -2.0EV 1/30秒)
から~ん、から~んと鐘の音が聞こえる。振り向いて見上げると二人連れの若者が鐘を鳴らしている。しばらくそこにたたずむ二人。少し離れたところで、彼らが立ち去るのを待っている同じような二人連れ。デートスポットなのであろう。
20071127 放射光
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO1600 絞り優先AE F4.0 (露出補正 -2.0EV 1/250秒)
20071127 窓明かり
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO800 絞り優先AE F4.0 (露出補正 -2.0EV 1/5秒)
一脚で建物の壁に背中を付けての撮影であるが、流石にレンズが長いとピタリとは止まらない。
こういうところで夜戦をしていると、何となく人寂しくなってサッサと引き上げることにしたのだった。
20071127 Channel No.5
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO800 F4.0 (1/25秒)
馬車道駅へ向かう途中。今年のバス停の美女は、シャネルの5番。
2007年11月27日、横浜みなとみらい地区で仕事を終わり建物の外に出たら、日もすっかり暮れて夜戦の時間となっていた。一脚使用での撮影。むかし、横浜に住んでいた頃、このあたりはMM21と呼ばれていた記憶がある。
20071127 みなとみらい
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO800 絞り優先AE F5.6 (1/6秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 パシフィコ横浜
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO800 絞り優先AE F5.6 (1/8秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 光柱列
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO800 絞り優先AE F5.6 (1/125秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 ツリー・イルミネーション
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO1600 絞り優先AE F5.6 (1/50秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 ドック
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE F5.6 (1/8秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 ウォーターフロントの遊園地
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO400 絞り優先AE F5.6 (1/3秒) RAW現像 DPP3.2
一脚と手すりなどに体を固定することで、案外ぶれないものだ。これに手ぶれ補正が加わると、まさに鬼に金棒だろうな。
さて、体調はだいぶ戻ってきたが、今日は、社長の案内で気疲れしたし、明日は人間ドック。胃バリウム検査と内臓超音波診断のため、水以外の飲食は既に禁止の時間帯・・・・・・・今日もさっさと風呂に入って早寝しよう。
単身でこちらに来てから、歩く距離は増えている気がする。休日も歩くか自転車での移動が多い。それからすると健康増進の方向だが、帰ってきてからビールもどきを飲みながらの夕食調理、食べながらの焼酎お湯割り、そして、1.5人前ぐらいになってしまうオカズの分量を、もったいない根性で食ってしまう。さらには、甘い物を食いたい衝動に駆られる潜在ストレスの影響・・・・検診結果はどちらにころぶやら。
先週は、結構スケジュール密度の濃い一週間だった。
だいたいこの時期に、横浜のみなとみらいのあたりで仕事がある。現地集合の指定時刻よりも早く着いて、まずは日本丸に挨拶。
横浜は、社会人としての生活が始まった場所でもあり、今までの人生の中で重要な土地の一つなのである。
20071127 日本丸
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO100 F11 (露出補正+0.7EV 1/100秒) RAW現像 DPP3.2
生憎曇り空だった。ここで3年連続撮影しているが、初年度は快晴。去年は雨。今年は曇り。EOS20Dを入手して、直ぐに出張になって持ってきたのが最初だから、EOS20Dも足かけ4年目に入ったということだ。そろそろ、シャッターが心配になってくるころだろうか。
20071127 アップ
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO400 F5.6 (露出補正+0.7EV 1/640秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 日本丸 正面顔
EOS20D / EF 70-200mm F4L USM
ISO100 F5.6 (露出補正+0.7EV 1/60秒) RAW現像 DPP3.2
20071127 日本丸 青空が欲しい
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO400 F4.0 ( 1/2000秒) RAW現像 DPP3.2
空が青空ならば、きっと映えたに違いないと思うのだが・・・・・・・・・・・
20071127 日本丸 夜の顔
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO400 F5.6 (露出補正-1.3EV 1/13秒) RAW現像 DPP3.2
仕事を終えた後、一枚目とほぼ同じ場所から。曇りの日は、夜景の方が映えるのか、夜景そのものが美しいのか。比較的気に入った写りになった。
20071127 日本丸 夜の顔
EOS20D / EF 17-40mm F4L USM
ISO400 F5.6 (露出補正-1.3EV 1/10秒) RAW現像 DPP3.2
横浜シリーズを続けるか・・・日曜日の紅葉撮影にするか・・・・・・悩むところだ。
先週は、30日に再びここを訪れて仕事の後、昔々、横浜で仕事をしていた頃の仲間と旧交を温めた。温めすぎた旧交の経過は、横浜シリーズが続けば明らかになるだろう。
温めすぎて体力的にピンチの状態だ。風邪の引き始めの、微妙な感じがここ2日ほど続いている。昨夜は、急に寒気と鼻水に襲われた。熱い風呂に入って早寝して、今朝には回復したと思ったが、今日の午後から再び、微妙な感じ。肩こりと全身の筋肉痛、発熱する前の悪寒までは行かないけれども、微妙な寒気・・・・ウイルスを貰っているのかもしれない。野菜タップリ食って、ビタミンCをとって、暖かくして早寝する。
Author:ycttim
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