EOS20Dに、MFレンズを使用して絞り優先AEで露出を行う場合、設定した絞り値に応じて露出補正が必要なようだ。日曜日のAi-S Micro-Nikkor 55mm F2.8でも、その前の
Auto Nikkor-Q 135mm F2.8の撮影結果でも、絞った方が露出オーバー目になっている。
どの様な場合に、どの程度の補正を、掛けたらよいのか先日のAi-S Micro-Nikkor 55mm F2.8の試写の時の、絞り値を変えた一連の写真をもとに検証してみた。
検証のしかたは、極めて主観的な方法。RAW形式のデータの現像時に、0.3EV単位で明るさ補正をして、同じ程度の明るさになるようにしてみる。
補正前後の写真を並べてみる。左が補正なし。右が補正あり。
EOS20D/Ai-S Micro-Nikkor 55mm F2.8/絞り優先AE/RAW現像 DPP2.1
20060611 クリンソウ (滝野すずらん丘陵公園)

F2.8

+0.7EV

F4.0

+0.3EV

F5.6

+0EV

F8.0

-0.3EV

F16

-0.3EV
同じように絞り値を変えながら撮影している一連のコマに、機械的に補正値を適用して、同じような結果が得られている。
露出補正をしない絞り値(適正露出となる絞り)を5.6として、開放側は0.3段刻みでプラス補正、絞る側は一律0.3EVのマイナス補正というのが、今日のところの結論。今度は、撮影時に補正を掛けてみることとしたい。
ネットを検索してみたら、フィルムEOSで
精密に計測されている例を見つけた。
露出計に開放F値の値が渡っていないと、測光値に誤差が生じるのは、一般的な傾向となっているようだ。その中で、EOS630が安定しているというのは、何となく嬉しい気がする。
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- 2006/06/13(火) 23:31:25|
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